大切な家族が亡くなったら『お葬式』を執り行って最後のお別れをします。
しかし、【お葬式の日程】で悩んでしまう人は多いものです。
できるだけ故人の姿を見ていたいけど、遺体を長い時間おいておくこともできず、反対にお葬式が早すぎると参列してもらう人たちの都合がつきません。
それで、あれこれと考えて「お葬式って、いつやればいいんだろう?」と悩んでしまうのです。
結論を言いますと、お葬式の日程は、
- 亡くなってから3〜5日後
- 【友引】ではない日
- 開式は、午前10〜11時くらい
を目安に執り行うのがいいですよ。
お葬式の日程を決めるにはいくつかのポイントがあり、それを知っていれば、いざというときに悩むことはありません。
この記事では、『お葬式の日程を決めるポイント』について現役僧侶の私が詳しく紹介しています。
スムーズにお葬式の日程を決められるようになりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
この記事を書いている私『ちょっき』は僧侶になって29年です。お葬式を800回以上お勤めしてきた経験をもとに互助会に関する情報を発信しています。
お葬式はいつやる?日程を決めるときの目安
お葬式はいつやればいいのでしょう?
お葬式の日程は遺族が自由に決められますが、自由だからこそ悩んでしまうものです。
ということで、お葬式の日程を決めるときの【目安】をお伝えします。
お葬式は、
- 亡くなってから、3〜5日後
- 【友引】ではない日
- 開式は、午前10時〜11時くらい
というような日程がいいですよ。
私はお葬式を800回以上してきましたが、そのうちの70%はこういう日程でした。
お葬式の日程は、早すぎても遅すぎてもいけませんので、亡くなってから3〜5日後くらいがちょうど良いです。
そして、一般的に『友引』にはお葬式をしません。
また、開式時間については、火葬場まで行くことを考えれば『午前中』の開式が望ましいです。
それぞれの詳しい理由については後述しますが、お急ぎの場合は、とりあえず上記の3点を目安に日程を組めば大丈夫ですよ。
まずは【お葬式の形態】を決めよう!
お葬式といっても【お葬式の形態】はいくつかあります。
まずは『どんなお葬式がしたいのか』というところを明確にしましょう。
お葬式の形態によって、日程はもちろん、他に決めなきゃいけない内容まで変わります。
『骨葬』で行う
お葬式には、故人の【遺骨】の前で行うケースもありす。
②番の、故人の【ご遺骨】の前で行われるお葬式のことを『骨葬(こつそう)』といいます。
骨葬の場合は少しだけ注意が必要です。
骨葬は先に火葬しますので、故人の顔を見ようと思っていた参列者にとっては、その大事な機会を失うことになります。
もしも骨葬にする場合は、親戚などには必ずそのことを知らせておきましょう。
一般的な『お通夜式+お葬式』で行う
お葬式の一般的な形態は『お通夜式+お葬式』です。
しかし、最近の都心部では【お通夜式】を省略してしまう傾向にあります。
お通夜というのは『家族が夜を通して故人を見守るもの』であって、法要をしなきゃいけないという決まりはないのです。
じつは、お通夜式を行うのは『できるだけ多くの人に故人とのお別れをしてもらうため』なんですよね。
お葬式は日中に行うので、参列できる人が少なくなってしまいます。
そこで、お通夜式を行うことで、お葬式に出られない人はお通夜式の方に参列してもらうのです。
しかし、お通夜式を行うことで喪主や遺族にとっては金銭的そして体力的な負担が増えてしまいます。
ですから、『できるだけ多くの人に故人とのお別れをしてもらいたい』という考えの人だけ通夜式を執り行えばいいと思います。
『一日葬』で行う
お通夜式をせずに、お葬式だけ行うことを『一日葬』といいます。
『一日葬』は、ここ数年で急増しているお葬式の形態で、都心では今や『当たり前』となっています。
お通夜式をしないので、参列するのは親戚や身内だけというケースが多いです。
また、お葬式だけを行うため、喪主や遺族の金銭的・体力的な負担はずいぶんと減ります。
もしもあなたが、「お葬式はできるだけ規模を小さくしたい。」と考えているのなら、お通夜式はせずに『一日葬』をしましょう。
初七日法要はお葬式と合わせて行う
人が亡くなってから7日目に行う法要を『初七日忌(しょなのかき)法要』といいます。
ですから、お葬式の数日後すぐに初七日忌法要をすることになるのです。
しかし、最近では『初七日忌法要はお葬式と合わせて行う』というケースが多いです。
これを、『式中初七日』と呼んだりしています。
もちろん、お葬式と初七日忌法要を分けた方が、より丁寧な供養になります。
とはいえ、お葬式の後も遺族はたくさんやることがあるので、初七日忌法要はお葬式と合わせて行うことをおすすめします。
『直葬』で行う
近年はものすごい速さで【宗教離れ】が進んでいるせいか、お葬式をしない人が増えてきました。
そのような人は『直葬(ちょくそう)』という、通夜式やお葬式をせずに【火葬だけをする】というカタチで済ませています。
直葬ならお葬式に関する費用を大幅に削減できますし、火葬場へ行くだけなので体力的にも負担が少なくてすみます。
しかし、親戚への説明が必要だったり、時間が経つと「やっぱりお葬式くらいしておけばよかった・・・。」と後悔することもあります。
また、『直葬』を認めないお坊さんも多いので、お寺お墓がある人は必ず住職の許可を得るようにしてください。
無宗教葬儀で行う
日本では、いろんな宗教が信仰されています。
私たちはどんな宗教を信仰してもいいですし、逆に、どの宗教も信仰しないという選択でもよいわけです。
日本のお葬式のほとんどは『仏式』で、それはつまり【仏教の信仰】のもとにお葬式が行われているんですよね。
となれば、もしもあなたが《どの宗教も関係ないお葬式》をしたいなら、従来のお葬式とはまったく違うものにしなくてはいけません。
いわゆる『無宗教葬儀』というやつです。
『無宗教葬儀』には、
- お坊さんに納める高いお布施がない。
- 面倒くさくて意味の分からない宗教的な作法がない。
- あなたの望むように故人を送り出してあげられる。
などの非常に魅力的なメリットがあります。
僧侶の私でも「そりゃあコッチに流れるだろうな。」と思います。
先ほども言いましたが、近年は【宗教離れ】がものすごい速さで進んでいます。
他国に比べて圧倒的に【宗教の信仰心が薄い】日本人ですから、もしかすると今後は『無宗教葬儀』が当たり前の時代になるかもしれませんね。
ちなみに、『無宗教葬儀』をするなら、お坊さんを呼ぶ必要はありません。
ご存じのように、お坊さんは100%【仏教信仰者】なので、お坊さんをお葬式に呼ぶということは【お葬式を仏式で行う】ことを意味します。
ですから、無宗教葬儀をするならお坊さんを呼ぶ必要がない、というか呼んではいけません。
お葬式の日程を決めるときのポイント
お葬式の日程を決めるときにはいくつかのポイントがあり、それらを知っていれば、悩むことなく日程を決められます。
ここからは、お葬式の日程を決めるときのポイントを紹介していきます。
『友引』にはお葬式をしない
まずは、多くの人が知っているポイントから。
日本では『友引』にはお葬式をしないという習慣があります。
『友引』というのは【六曜】の中の1つです。
【六曜】は中国から伝わってきたもので、一日の吉凶を占うものです。
そして、この『友引』という漢字があまり良くありません。
日本人は、やたらと《縁起の良し悪し》とか《語呂の良し悪し》を気にしますよね?
『友引』という漢字を見た日本人は、故人がお葬式に来てくれた友人をあの世へ一緒に引き連れてしまうと解釈しちゃったんです。
それで『友引』の日にお葬式をすることは縁起が悪いとされて、それが今でも続いています。
しかし、じつは【六曜】と【仏教】は何の関係もないんですよね。
つまり、『友引』だから《故人が友人をあの世へ引き連れる》なんていうのは完全な迷信なのです。
でも、日本人は【右にならえ】の民族なので、迷信がすっかり定着してしまいました。
そのため、『友引』の日は誰もお葬式をしないので、火葬場がお休みなんですよね。
ということで、お葬式の日程は『友引』の日を避けてください。
また、『友引』だけでなく『仏滅』のことも気にする人がいますが、『仏滅』の日は問題なくお葬式ができるので気にしなくて大丈夫です。
火葬場の空き状況を確認して日程を決める
日本の場合は、人が亡くなったら【火葬】をします。
そして、火葬をするのは『お葬式の当日』が多いです。
なので、必ず火葬場の空き状況を確認して日程を決めるようにしてください。
とはいえ、あなたが自分で確認をしなくてもいいですよ、それは葬儀社の仕事ですから。
あなたは、《お葬式をしたい日》をいくつか考えておけばOKです。
葬儀式場が使える日を確認する
最近では『自宅』でのお葬式が激減し、代わりに葬儀社の所有するホールか公営の葬儀式場で執り行っています。
なので、お葬式の日程を決めるときには葬儀式場が使える日を確認するというのが大事です。
とはいえ、これもあなたがしなくていいですよ、葬儀式場の空き状況確認も葬儀社の仕事なので。
問題は、あなたが希望する日に葬儀式場が空いていないときです。
どうしても特定の日にお葬式をしたいのに葬儀式場の空きがなかった場合、それはもう『自宅』でお葬式を行うしかありません。
あなたの自宅だったら、あなたの都合でいくらでも調整できますから。
ただし、自宅でお葬式を行うのはかなり大変ですから私はおすすめしません。
少し費用が増えてしまいますが葬儀式場を使った方が圧倒的にラクですよ。
亡くなってから3~5日後くらいに行う
お葬式は『亡くなってから3~5日後』くらいに行うことがほとんどです。
お葬式をするには、たくさんのことを決めなくてはいけません。
また、手配したものがちゃんと揃うまでには1~2日はかかってしまいます。
それに、日本では『亡くなってから24時間を空けないと火葬できない』と法律で定められているので、とりあえず亡くなった日にお葬式を行うことはできません。
実際のところ、お葬式は『亡くなってから3~5日後』くらいに行うことがほとんどです。
ところが、たまに「故人が亡くなった日の翌日にお通夜、翌々日にはお葬式を行うのが一般的です。」なんて無茶を言う人がいるんですよね。
気になってインターネットで調べてみたら、信じられないことに多くのサイトで「亡くなった日の翌日にお通夜・・・」と書いてあるんです。
亡くなった翌日にお通夜なんて、遺族の心情的にも時間的にも、あまりに余裕が無さすぎます。
よほどの事情がない限りは【亡くなってから最低でも3日間】くらい空けることをおすすめします。
3日間くらいあれば、いろんなことを冷静に判断できますし、親戚などへの通知も一通りできるでしょう。
ですから、亡くなった翌日なんかにお通夜をやらない方がいいですよ。
でも、昔はそのようにしていたんでしょうね。
昔は、遺体を保管する技術や設備のレベルが今ほど良くなかったので、特に夏場はすぐに遺体が傷んでしまうんですよね。
だから、人が亡くなったらできるだけ早くお通夜をさせようとしたのでしょう。
しかし、今は違います。
葬儀社には『保冷機能付きの棺』もあり、遺体の周りに置く【保冷剤】は長時間でも使えるようになりました。
つまり、昔のように焦ってお通夜やお葬式をする必要がなくなったわけです。
なので、余計な情報に惑わされて、「亡くなった翌日にはお通夜をしなきゃ。」なんて考えなくてもいいですからね。
とはいえ、反対に日程が遅くなりすぎてもダメなのも事実です。
いくら遺体の保存が長期間できるようになったといっても、やはりだんだんと傷んできます。
そして、喪主や遺族の金銭的&体力的な負担も増えてしまいます。
つまり、お葬式の日程というのは、早すぎても遅すぎてもダメなんですよね。
ですから、
- お葬式のことをしっかりと考える時間がある
- 参列者にも余裕をもって通知できる
- 遅くならない
というような、ちょうど良い日程にしなきゃいけません。
その、ちょうど良い日程が【亡くなってから3~5日後くらい】なのです。
多くの人に来てもらうなら土日祝日にお葬式をする
最近では少なくなりましたが、お葬式に多くの参列者が来るというケースもあります。
もしも多くの人に来てもらうなら土日祝日にお葬式をするとよいでしょう。
先ほども言いましたが、最近では【お通夜式】を省略するケースが増えています。
なので、参列者はお葬式の方へ出ることになります。
となると、お葬式は日中に行いますから、多くの人に来てもらうためには『土日祝日』を選ばないといけないわけです。
ただ、あまり『土日祝日』にこだわり過ぎると、どんどん日程が先延ばしになってしまいます。
あまりお葬式までの日にちが空くようだと、『エンバーミング』 という遺体へ特殊な処置をしなきゃいけません。
この費用だってそこそこの金額になりますからね。
さらに、多くのお寺では土日祝日に『法事』が入っているんです。
そのお寺に住職以外に何人かお坊さんがいればいいのですが、住職1人だけの場合はどうしようもありません。
お寺だって、ずっと前から予約されている法事を断ることなんかできません。
だから、あなたの希望する土日祝日にお葬式ができるとは限らないので注意が必要です。
開式時間は、午前10時~11時が理想的
お葬式の日にちが決まったら、次は『開式時間』を決めます。
もしも、親戚なども含めて参列者が10人を超えるようなら開式時間は『午前10時~11時』が理想的です。
お葬式が終わると火葬場へ行き、火葬中は【精進落とし(=会食)】をするケースが多いです。
となれば、精進落としを昼食代わりにするためには、火葬場での会食の時間がなるべく【お昼】に近い方がいいんですよね。
となれば、9時開式だと早すぎて、12時開式では遅すぎます。
火葬場での食事から逆算していくと、開式時間は『午前10時〜11時くらい』が理想的。
とはいえ、みんな同じことを考えるので、火葬場の空き状況によっては、理想的な時間に開式できないこともよくあります。
火葬場の空き状況だけはどうしようもありません。
だから、もしも希望する日にちと時間に火葬場の空きがあれば、すぐにお坊さんに連絡をして【お坊さんの都合】を確認してください。
それで、お坊さんの都合もよければ、葬儀社に希望の日にちと時間で火葬場をおさえてもらいましょう。
年末年始に亡くなった場合は、とにかく日程を先に決める
人はいつ亡くなるか分かりません。
場合によっては【年末年始】に亡くなることもあります。
年末年始に亡くなった場合は、とにかく日程を先に決めるようにしましょう。
なぜなら、多くの火葬場は『1月1日~3日』が休みだからです。
火葬場が休みの間にも人は亡くなります。
すると、休み明けの火葬場は予約が集中するため、希望の日時で予約を取るのが大変なんです。
年始の場合は、【1週間待ち】なんてことが当たり前のようにありますから。
ですから、12月29日~12月31日に亡くなった場合、とにかく日程を決めることを最優先させた方がいいですよ。
また、12月28日までに亡くなった場合は、可能であれば年内にお葬式をしてしまった方がいいです。
年内を逃すと、年始の火葬場の大混雑に巻き込まれてしまいます。
地域ごとの慣習を考慮する
お葬式などの仏事は、その地域によってやり方や考え方が違います。
それぞれの地域ごとに慣習があり、それを大切に守っているところも多いです。
ですから、お葬式をする場合は地域ごとの慣習を考慮するようにしましょう。
もしかすると「そんなの面倒くさい。」と思うかもしれませんが、できるだけ地域の慣習にならった方が無難ですよ。
お葬式には親戚も来ますよね。
親戚の中には年配の人もいますので、地域の慣習を無視したり大幅に省略をしたら、そのような人たちからメチャクチャ文句を言われます。
それでも、シンプルにお葬式をすませたいのであれば、「これは故人の強い希望だったんです。」という説明をしておきましょう。
お坊さんの都合を確認する
日本のお葬式は『仏式』がほとんどです。
そして、仏式のお葬式では【お坊さん】が必要です。
ですから、仏式でお葬式をするときにはお坊さんの都合を確認するようにしてください。
たまに、
〇月△日の□□時から、◆◆ホールでお葬式をお願いします。火葬場の方はもうおさえてありますから大丈夫です。
なんていう人がいます。
いやいやいや、あなたは大丈夫でも、こっちが大丈夫じゃないこともあるんです。
お願いだから、お坊さんの都合も確認してください。
お葬式の具体的なスケジュールが確定してから、お葬式の連絡をする
これまで紹介してきたようなポイントをふまえて、お葬式の日程が無事に決まりました。
そうしたら、次は、日程に合わせて具体的な部分を葬儀社と打ち合わせをしながら決めていきましょう。
葬儀社との打ち合わせの内容については『お葬式で喪主がやることはコレ!事前の準備からお葬式後までの流れ』の記事で詳しく解説していますので、ここでは割愛します。
打ち合わせでは具体的な部分まで決めておかないと、式の当日になって「あれっ?これはどうすればいいんだ?」と慌てますので、細部までしっかりと決めておきましょう。
とはいえ、その辺は葬儀社もちゃんと心得ていますから、必要なことはしっかりと確認をしてくれます。
十分に打ち合わせをして具体的なスケジュールが決まれば、あとは必要な準備を進めていくだけです。
そして、ここでもう1つポイントがあります。
それは、お葬式の具体的なスケジュールが確定してから、お葬式の連絡をするということです。
ちゃんと決める前に案内を送ってしまうと、万が一何らかの変更があったときに訂正をしなくてはいけません。
それに、具体的なところがしっかり決まっていれば、参列者から何を聞かれてもパッと答えられます。
ですから、しっかりとスケジュールが決まってからお葬式の連絡をしてくださいね。
依頼する葬儀社を事前に決めておこう
お葬式というのは、
- 喪主
- 遺族
- 親族
- 一般参列者
- お坊さん
これらの人たちだけでは行えません。
お葬式に関するすべてを取り仕切ってくれる『葬儀社』が必要です。
僧侶の私としては、いざというときに慌てないように依頼する葬儀社を事前に決めておくことをおすすめします。
今の時代、葬儀社の存在なしではお葬式なんて到底できません。
葬儀社は【お葬式当日の仕事】だけではなく、喪主の代わりに役所の手続きをしてくれたり、その他の面倒な手配も代わりにやってくれます。
もしも、それらを喪主が全部やろうとしたら、きっとお葬式当日までには間に合わないですし、きっと【手配ミス】が出るでしょう。
でも、葬儀社はすべてを迅速で正確にやってくれます。
だから、お葬式をするにあたり葬儀社は必要不可欠な存在です。
ただし、全部やってくれるということは相応の代行費用が必要で、その費用の妥当性はほとんどの人には判断できません。
残念ながら【不親切な葬儀社】というのは存在しますので、そんなところに依頼をしてしまうと大変です。
あなたは、自分の結婚披露宴をするときに結婚式場へかなりの大金を支払いませんでしたか?
今にして思えば、結婚式場のスタッフに言われるがままに、不要なオプションにもたくさんお金を支払ったんじゃないですか?
お葬式もそれと一緒です。
【不親切な葬儀社】は必要ないものでも、それをいかにも「コレがあるのは普通ですよ。」みたいに平然と提案してきます。
そして、それを言われるがままにお葬式を執り行った結果、目が飛び出るような請求が来るんです。
だから、今のうちから『信頼できる葬儀社』を選んでおかなきゃダメです。
『信頼できる葬儀社』と【不親切な葬儀社】では同じような内容でも数十万円の差が出ますから、ここは真剣に考えるところですよ。
まずは、できるだけ多くの葬儀社から同じ条件で見積もりをとり、家族みんなでじっくりと検討してみてください。
もちろん、各葬儀社ごとにいろんなサービスがあるので、それらも踏まえたうえで総合的な判断をしましょう。
なお、当サイトでは、葬儀社を選ぶときは『互助会のある葬儀社』を優先的に選ぶことをおすすめしています。
互助会に入って積み立てをしておくことで、
- 葬儀費用の大幅な割引きを受けられる
- 充実した施設や備品を格安料金(会員価格)で使用できる
などの大きな特典があります。
せっかくお葬式の準備をするなら、少しでも『お得』な方がいいと思いませんか?
《関連記事》:互助会に入った方がいい?互助会に入るメリットとデメリット
まとめ
お葬式の日程を決めるときには、
- 『友引』にはお葬式をしない
- 火葬場の空き状況を確認して日程を決める
- 葬儀式場が使える日をちゃんと確認する
- 亡くなってから3~5日後くらいに行う
- 多くの人に来てもらうなら土日祝日にお葬式をする
- 開式時間は、午前10時~11時が理想的
- お坊さんの都合を確認する
といったポイントがあります。
そうなると、
- 亡くなってから3〜5日後
- 【友引】ではない日
- 開式は午前10〜11時くらい
というお葬式の日程が理想的です。
お葬式の日程を決める前に、まずあなたが『どのようなお葬式にするのか』を決めておきましょう。
それによって、お葬式の日程はもちろん、他に決めなきゃいけないことの内容が変わります。
また、どこの葬儀社へ依頼するかということも事前に決めておいた方がいいですよ。
複数の葬儀社から見積りをとって、その中からあなたの希望に沿った葬儀社を選びましょう。
葬儀社を選ぶときは『互助会がある葬儀社』を優先的に検討してください。
喪主の仕事はたくさんありますが、この記事を読んでくれたあなたは少なくとも【お葬式の日程】に関しては問題なく決められます。
いざそのときが来たら、この記事で紹介したポイントをふまえてスムーズに日程を決めましょう。
※互助会を選ぶときはこちらの記事を読んでみてください。